管理栄養士のちょっとおいしい話 |
栄養・健康に関するコラムです。毎日の生活に役立つ知識を掲載します。 |
減塩のポイント〜高血圧予防のために〜 |
生活習慣病予防のために、塩分は男性1日9g未満、女性7.5g未満と目標が定められていますが、4人に3人が食塩を過剰摂取しているという結果が出ています。 ※平成21年度県民健康栄養調査結果より 塩分の摂り過ぎは高血圧の他に、胃がんの原因にもなります。高血圧の改善のためには、まず肥満の方は減量し、適正体重を保ちましょう。その他にバランスのよい食事と禁煙を心がける、適度な運動も大切です 高血圧の方は塩分1日6g未満が推奨されていますが、5g未満に制限するとより改善に効果的です。今回は、塩分控えめでも美味しく食べられるコツを紹介します。 @新鮮な旬の食材の旨みを生かしましょう 旬の食材は味がよく、薄味でも素材の味を生かして美味しく食べることができます A酸味、香味野菜を利用し風味づけをする。 酸味を使うとすっぱさがアクセントになり、香りのよい素材を使うと香味が効いて薄味でも満足感のある味になります。 Bだしを濃くし、調味料を減らす。 天然だしを濃い目にとることで風味が増し、汁物や煮物などの味付けを薄味にしても美味しくたべられます。 C「かけて食べる」より「つけて食べる」 小皿にお醤油などを取り分けてつけながら食べるようにすると使いすぎを防ぐことができます。 D焼く・揚げるなど香ばしく調理する 焦げの風味は香ばしさを増し美味しくたべられます。 E油を使ってコクを出す 煮物や汁物の仕上げにごま油を1滴たらすとうまみとコクが加わり、薄味でも気にならなくなります 薄味の料理に始めは物足りないと感じても、続けることで舌が慣れてきます。食事を美味しく楽しみながら無理のないペースで減塩を心がけましょう。
|
|
|
本文終わり
|